2004年 06月 26日
イムジン河
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今から54年前、朝鮮半島で戦争が始まった日だ。
この曲が急に聴きたくなった。「イムジン河」はとても美しい曲である。
エッセイストの”松山猛”は京都で過ごした少年時代、朝鮮中高級学校へ出かけた際に校内のどこかから聞えてくるコーラスを耳にする。それがこの曲「イムジン河 」だった。やがて松山は同じ年頃の在日の少年から”この北朝鮮の曲”のメロディーと歌詞の大意を教えてもらう。その後、彼はアマチュア時代の「ザ・フォーククルセダーズ」と知り合い、彼らに”例の曲”を教え伝え、そして自らが2番と3番の歌詞を創った。(この2番と3番の歌詞の存在がその後に大きな物議となる。)
2番の中に大変印象的な一節がある。「だれが祖国を 二つにわけてしまったの・・・・」と問い掛ける歌詞に「それはかなりの割合、日本のせいだよな。」と感じる歩き者であった。朝鮮戦争に関してはまったく当事者意識が希薄な我が国であるが、6月25日はぼくたち日本人もその意味を噛みしめねばならない日だと思う。
「イムジン河 」とは?
朝鮮半島38度線付近を流れる「臨津江(イムジンガン)」のこと。北朝鮮表記では「リムジンガン」。
「ザ・フォーククルセダーズ」とは?
加藤和彦、北山修、端田宣彦によって1965年に結成。1967年に「帰って来たヨッパライ」でデビュー。同曲は288万枚の大ヒットを記録するも1968年に解散。
関連サイト
・ザ・フォーククルセダーズ版 MIDI(注意:クリックするとすぐ音楽が再生されます!)
・オリジナル版 MIDI(注意:クリックするとすぐ音楽が再生されます!)
・オリジナル版 唄入り(注意:クリックするとすぐ音楽が再生されます!)
・「イムジン河」はどうして発売中止になったのか?
・加藤和彦インタビュー - Real Player
by arukimono
| 2004-06-26 12:52
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