2005年 11月 21日
仕事をすることの意味
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今回の”耐震強度偽造事件”を知ったとき、
ブログを始めて間もない頃にエントリーした一文が、ふと脳裏に浮かんできた。
多少手直しを加えて、今日改めてエントリーしてみた。
働き始めた日の、あのシンプルで新鮮な気持ちをもう一度思い出してみよう。
確実にこなせる業務などあるはずもなく、
出来る事といえば・・・
真っ先に出社しての掃除、電話応対、買い出し、コピー、その他とにかく雑務とよべるものだけ。
お金の為に働いているという意識はまったくなく(頂けたお金は実際本当に僅かだったが 笑)、
好きな職に就けた喜び、どんな些細なものでも仕事を与えてもらえる事に対する嬉しさ、
自分がこの社会に僅かながらでも役立っていることを実感できた。
月日は流れ、”子供”はそれなりには”大人”へと成長する事ができた。
しかし、「自分はいったい何のために?誰のために?日々仕事をしているのだろう?」
そんな素朴な疑問が時折頭をよぎるようになり、
いつの頃からか自分が提供した時間の対価としてお金を得る事は、至極当たり前な事だと感じるようにもなっていた。
お金は絶対的なものではない。
だが同時にお金は絶対に必要なものでもある。
「労働=お金」という正論だが
一元的な図式でしか”仕事”というものを捉えられなくなってしまった時、
どんなに高給を得る事ができ物質的に豊かな生活が送れたとしても、”こころ”の部分は決して満ち足りる事はないであろう。
自分が社会にとって価値のある存在であること、
必要とされる存在であること、
それらを常に実感していないと生きていられない生きものが「人間」だから。
そして、それらを体現できるものが”自分にとっての価値ある仕事”なのではないだろうか。
あるきもの(一級建築士)
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最後に自分の好きな一冊の中の一文を。
以下 西村 佳哲 (著)「自分の仕事をつくる」より抜粋
・・仕事とは自分を誇示する手段ではなく、自分と他人に対するギフト(贈与)であり、それが結果としてお互いを満たす。
これは理想論だろうか。
・・仕事は大きく二つあると思う。
「ありがとう」と言われる仕事と、そうでない仕事だ。
・・仕事に対して、「素晴らしい」でも「面白い」でもなく「ありがとう」という言葉が帰ってくるとき、
そこには何が込められているのか。その先を大切にしたい。
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建築基準法
第1章 総 則
(目的)第1条
この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、
国民の生命、健康及び財産の保護を図り、
もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。
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ブログを始めて間もない頃にエントリーした一文が、ふと脳裏に浮かんできた。
多少手直しを加えて、今日改めてエントリーしてみた。
働き始めた日の、あのシンプルで新鮮な気持ちをもう一度思い出してみよう。
確実にこなせる業務などあるはずもなく、
出来る事といえば・・・
真っ先に出社しての掃除、電話応対、買い出し、コピー、その他とにかく雑務とよべるものだけ。
お金の為に働いているという意識はまったくなく(頂けたお金は実際本当に僅かだったが 笑)、
好きな職に就けた喜び、どんな些細なものでも仕事を与えてもらえる事に対する嬉しさ、
自分がこの社会に僅かながらでも役立っていることを実感できた。
月日は流れ、”子供”はそれなりには”大人”へと成長する事ができた。
しかし、「自分はいったい何のために?誰のために?日々仕事をしているのだろう?」
そんな素朴な疑問が時折頭をよぎるようになり、
いつの頃からか自分が提供した時間の対価としてお金を得る事は、至極当たり前な事だと感じるようにもなっていた。
お金は絶対的なものではない。
だが同時にお金は絶対に必要なものでもある。
「労働=お金」という正論だが
一元的な図式でしか”仕事”というものを捉えられなくなってしまった時、
どんなに高給を得る事ができ物質的に豊かな生活が送れたとしても、”こころ”の部分は決して満ち足りる事はないであろう。
自分が社会にとって価値のある存在であること、
必要とされる存在であること、
それらを常に実感していないと生きていられない生きものが「人間」だから。
そして、それらを体現できるものが”自分にとっての価値ある仕事”なのではないだろうか。
あるきもの(一級建築士)
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最後に自分の好きな一冊の中の一文を。
以下 西村 佳哲 (著)「自分の仕事をつくる」より抜粋
・・仕事とは自分を誇示する手段ではなく、自分と他人に対するギフト(贈与)であり、それが結果としてお互いを満たす。
これは理想論だろうか。
・・仕事は大きく二つあると思う。
「ありがとう」と言われる仕事と、そうでない仕事だ。
・・仕事に対して、「素晴らしい」でも「面白い」でもなく「ありがとう」という言葉が帰ってくるとき、
そこには何が込められているのか。その先を大切にしたい。
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建築基準法
第1章 総 則
(目的)第1条
この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、
国民の生命、健康及び財産の保護を図り、
もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。
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by arukimono
| 2005-11-21 20:15
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